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国立大学法人岡山大学 学術研究院 医歯薬学域 救急災害薬学分野

教育方針Educational Policy

救急災害薬学分野の理念 に掲げた「優れた臨床適応能力と卓越した研究視野を有し、薬業界を先導する薬剤師の育成」を目的とします。

薬学部で学ぶ「基礎薬学」や「応用薬学」「臨床薬学」「社会薬学」が薬剤師の強みです。現場で起こる医療的課題の多くは薬学で説明でき、解決へと導けるのです。
また、薬学教育制度の近年の変革で、薬学教育モデル・コアカリキュラムに災害時の対応などを教育するミッションが加わりましたが、「基礎薬学」や「応用薬学」「臨床薬学」「社会薬学」を基盤にした『科学的思考力』と、他の学問領域を融合する『実践力』を兼ね備えた薬剤師こそが、救急災害薬学分野が養成・輩出する薬剤師のあるべき姿だと考えます。

救急・災害共に、関わる職種は、医師・看護師・医療多職種をはじめ、消防・自衛隊、被災地の自治体職員など多岐に渡ります。 つまり、救急災害薬学分野が携わるのは究極の「チーム医療」なのです。
その中で、薬剤師としての特色・アイデンティティを発揮するには、薬学領域の知識を複合的に活かす柔軟な発想力、そして各地から参集するスタッフと積極的に協調し眼前の課題に対して使命感を持って解決する実践力が求められます。

生涯研鑽を念頭に、「これだけは人に負けない」という得意分野を育みながら、患者に寄り添い被災者の救命に尽くすゼネラリストたる薬剤師を目指して欲しいと願っています。

教育内容Educational Content

救急・集中治療、災害医療にとどまらず、病院・薬局・在宅をはじめ医療の第一線で活動できる薬剤師となるために、基礎的な薬学教育以外にも、様々なプログラムを6年間で経験します。
※下記のプログラムや実施内容の一部は、年度や状況によって行わない場合があります。

  • 少人数による「セミナー(グルーブワーク)」
  • 岡山大学病院・高度救命救急センターでの実地研修
  • 岡山大学病院・総合内科(漢方外来など)での研修や共同研究
  • 被災地への派遣と医療活動の支援(訓練)
  • 学会での発表

救急・災害現場を想定した研修や訓練

災害現場体験、消火・放水訓練、救助ヘリコプターや消防車への乗車体験など、救急・災害現場を想定した研修や訓練を行いました。(*岡山市消防局※1のご協力による)


※1「岡山市消防局」について、詳しくは こちら を参照下さい。


特殊な医療環境・機材の体験研修

国内唯一の「病院船」=瀬戸内海巡回診療船「済生丸※1」への乗船研修など、特殊な医療環境・機材の体験研修を行いました。(*岡山済生会総合病院のご協力による)


※1「済生丸」について、詳しくは こちら を参照下さい。


他大学など教育・研究機関での実証実験への参加や共同研究

広島市立大学が公募採択した「医療ヘルスケアIoTを活用した、海上での安全・安心な就労を見守る『オンライン健康支援基盤』の創出※1」テーマの実証実験※2へ参加しました。(*広島市立大学 大学院 医用情報通信研究室との協働による)
※1 ひろしま IT 融合フォーラム(広島県・広島市などにより設立)による公募採択案件


※2 本実証実験について、詳しくは こちらの資料※3(PDF)を参照下さい。
※3 総務省「放送を巡る諸課題に関する検討会:放送用周波数の活用方策に関する検討分科会(第15回)」での発表資料

バナースペース

国立大学法人岡山大学 学術研究院 医歯薬学域 救急災害薬学分野

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